居 合                                                 メインページへ戻る     

一剣会  羽賀道場   居合の名称

              
平成19年8月更新           長谷川   平成19年7月更新                  平成19年8月更新
羽賀派  大森流居合  英信流居合  奥居合
一本目  初発刀     横  雲     
二本目  左  刀     虎一足     脛  囲
三本目  右  刀     稲  妻     戸  詰
四本目  当  刀     浮  雲     戸  脇
五本目  陰陽進退     山  颪     四方切
六本目  流  刀     岩  浪     棚  下
七本目  順  刀     鱗  返     両  詰
八本目  逆  刀     波  返     虎  走
九本目  勢中刀     滝  落
十本目  虎乱刀     抜  刀
十一本目  陰陽進退替手
十二本目  抜  刀

お断り 羽賀先生の居合い写真はビデオテープからのダビングのため
タイミングが決まっていない場合があります、ご了承ください。

居合の基本

抜き付け
姿勢を正し、右足脛の角度90度、左足の爪立てと曲がりのない形ち。肩から切先まで、緩やかに水の流れる角度。
左鞘の引き手は小指が体から離れぬよう、水平にこじりが下がらぬよう。

 

 

 

振り被り
上段の振り被りは大きく、剣先を水平より下げぬこと。腕は柔らかく、握り拳一つ程頭の上に振り被る。
送り足をした時踏み込み後の足が曲がらぬよう注意。

 

 

 

切り下ろし・刀の開き
切り下しは敵の臍の位置まで、剣先は切り下ろしの反動で水平よりやや切っ先上がりが良い。
刀の開きは水平かやや切先下がりが良い。

 

 



血振い
血振いは握り拳が乳の高さに、刀は正面に向き平行で角度は45度程の角度が良い。姿勢はこの後坐る場合は中腰で両足の中心に体を保ち、坐った時立膝は直角に、後ろの足は曲がらぬよう正面に対し平行。

 

 



刀の握り
刀の握りは鍔より指一本程離し手首を柔らかく曲げ上から握る。親指と人差し指との叉部分を空けずに手の平・指等が柔らかく触って居る様に。
片手で振れる様な握り方。 左右の握りは刀の重さ・長さ・中心の長さにより異なるが、ほぼ付けるか指一本程離す事が良い。

 

 


鯉口の切り方・納刀時の鞘の持ち方
鯉口の切り方は親指の腹で敵に気取られぬ様静かに行う。
納刀の鯉口の持ち方は中指の中心を鯉口に当て、鞘を上から握った形で横にして、腰の後方まで引き、親指と人差し指で指先を合わせるかやや重ねて円を作り、納刀が終わるまで離さぬこと。
(納刀のとき抜き付けと同じく小指が身体から離れぬように注意すること。)

 

 

試し斬り
居合いを稽古されるからにはその稽古が正しい稽古をしてきたかその結果を知りたいものです。その一つとして試し斬りが有ります。だからと言って人を斬るわけにわいきません、そこでわらを束ねた巻きわらを代用します。わらを直径15Cmほどに束ねたものを使用します。これを水にひたし、立てるか横に寝かせて斬ります、この巻きわらの抵抗力は人間の肌か胴と同じと言われております。又巻きわらを水にひたすのは刀に傷が付くのを少しでも防ぐためです。
試し斬りは斬るのが目的ではありません、居合いの稽古で刀の扱い方、特に斬り下ろし方や目標に正しく力強く斬りこめるか、斬るのと叩くのとの違いを確認すること等を知るために試し斬りをいたします。人が両手にものを持つて斬るか打つかする動作は 誰でも両手の握力の違いがあり、ましてや初め肩や腕等に力みが出て刀は真っ直ぐに下りず、狙った所に力強く斬り込む事は不可能です。常日頃の稽古で繰り返すことにより、どこで力を入れるかを知り無駄な力みを無くすことを知り試し斬りをして確認することです。居合いは斬ることを主題にしております、斬れない居合いでは唯の形か踊りに過ぎません。刃物というものは全て斬るべき物によって変化しております、野菜・魚・肉・木・金属等その用途により使いやすく効率よく作られております。日本刀は戦場において使いやすく身を守り敵を斬るように作られており、わらや竹・畳表などを斬るために作られてはおりません。竹は竹の子のときは包丁で斬れますし2年竹ぐらいまでは日本刀でも斬ることが出来ますが、3年以上の竹や枯らした竹は鉄砲の弾もはじくと言われるくらい硬くなり、防具にも柵などにも使われ日本刀では斬れなくなります。畳表は竹と同じく繊維の関係から袈裟に斬るのは抵抗も少なく斬りやすいものですが、横にすると同じく繊維の関係から斬りにくく、そのうえ刀を傷つけます。その点わらは適度な抵抗力があり、比較的傷も最小限に抑えられます。但し初めての方は立てて袈裟に斬ることは避けてください、何故ならば 手の返しや角度などが出来ていない事が多く刀を曲げてしまうことが多々有るからです。寝かして斬る場合は必ず巻きわらを2本重ねてください、これは2本切るのではなく刀が斬り台に斬りこまない為です。


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